会長挨拶

会長写真

当協会は、使用済触媒等の適正処理により、貴金属、レアメタル等の資源回収、再利用等の有効活用に携わる会社で構成し、会員会社相互の協調による資源化事業促進を目的としています。触媒生産業者の団体である触媒工業協会の「廃触媒研究会」に使用済触媒回収業者が参加し、「使用済触媒資源化懇談会」として昭和50年に16社で発足しました。2年後の昭和52年に「使用済触媒資源化協会」と改称し、平成20年より現在の名称である「触媒資源化協会」として足かけ40余年活動を続けてまいりました。

その間に工業製品や宝飾・装飾品など他分野の会社にも賛同いただき、会員数は現在44社と拡大いたしました。経済産業省の関連団体として、使用済触媒を始めとしたリサイクル原料から貴金属、レアメタル等の再資源化の促進のため活動を続けております。

私たちの周りを見渡しますと、触媒が日常の中の様々な所で使用されております。自動車を例にいたしますと、まず燃料となる原油をガソリンにする石油精製分野では、不純物(硫⻩)を取り除くための触媒としてモリブデン、バナジウム、ニッケル、コバルトが使用されています。自動車の廃ガス処理設備には触媒としてプラチナ、パラジウム、ロジウム。座席やシートベルトなど合成繊維・合成樹脂を生産する石油化学の分野でも様々なレアメタルを用いた触媒によって製造されております。その他の分野としては裾野が広く食品、洗剤、医薬、農薬、香料、染料、さらには、脱臭・防汚等の環境対応、燃料電池等の新エネルギー分野など、ますます用途が拡大しており、それに伴い、原料として用いられる貴金属、レアメタル等の需要も伸びております。

一方、我が国ではその生活に欠かせない触媒の原料となる貴金属、レアメタル等の金属のほとんどを輸入に依存しているのが現状です。さらにこれらの鉱物資源の主な産出国はアフリカ大陸、東南アジア、中国など金属別に偏在しており、各国における資源ナショナリズムの高まりや経済発展による自国需要の拡大に伴い、資源の囲い込みや供給制限、政治利用などにより金属価格及び生産量の乱高下が起こり、安定調達が難しくなっている、あるいはその可能性が内包している状況にあります。

日本は鉱物資源には恵まれませんが、触媒だけでなく電子機器部材や素材などの産業が盛んで、貴金属、レアメタル等の世界有数の消費国です。それゆえ、それらの分野の今後ますますの発展のためにも原料の安定確保は非常に重要な問題であり、その解決方法のひとつとして、使用済製品等リサイクル原料を再資源化して資源を循環させることは日本の産業を支えるうえでも重要な取り組みであると言えます。

当協会の会員各社は、⻑きに亘り触媒を含めた使用済製品等リサイクル原料からの有価金属の再資源化に取り組んでまいりました。その長年培ってきた技術とネットワークをより深化させるため、当協会では貴金属、レアメタル等有価金属の再資源化に関する技術動向の情報提供や各種講演会・研修会の開催、経済産業省や関連諸団体との意見交換を重ね、我が国の再資源化活動を促進して参ります。

これらの活動を通じて、我が国の産業基盤を支えるだけでなく、環境に配慮した「循環型社会」の構築に邁進する所存であります。

会員各社並びに関係各位の皆様よりのますますのご指導・ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

触媒資源化協会
安田 豊

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