会長挨拶

 

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令和8年1月1日

2026年頭のご挨拶

会 長 安田 豊※

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

会員各社の皆様並びに関係各位におかれましては、健やかに新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。

さて昨年を顧みますと、スポーツ界では3人の日本人選手が所属するドジャースがワールドシリーズを連覇し、山本由伸投手が日本人選手としては09年の松井秀喜選手以来のMVPを獲得するといった快挙を達成いたしました。
また私事となり恐縮ですが、弊JX金属がスポンサーをしておりますサッカークラブの水戸ホーリーホックがJ2優勝を果たし、念願のJ1昇格を勝ち取ったことは大きな喜びであります。

国際情勢に目を向けますと、イスラエルとハマスのガザ紛争やウクライナ紛争の長期化、中台間の緊張など不安定な状況が続きました。
政治面については、日本で高市新政権が発足し初の女性総理が誕生、アメリカでは第二次トランプ政権が始動し、輸入関税政策、いわゆるトランプ関税の実行に加え、環境政策に関しても脱炭素化から化石燃料重視へと舵を切りました。
国内においては、大阪・関西万博が開催され、半年間で計2,500万人以上が来場し大盛況に終わった一方で、コメの価格の高騰や、円安による物価高騰が家計に大きな打撃を与えました。
経済を振り返りますと、米国におけるトランプ関税が世界経済に大きな影響を及ぼし、協会会員各社においても大いに振り回されたことと思います。
これに加えエネルギーコストの高止まりも苦しいものがありますが、一方で生成AIの普及に伴う投資拡大が素材需要を支えるとともに、日常生活や業務でのAIの活用が広まるなど、暮らしや働き方にも変化をもたらしました。

金融面では日銀が超低金利政策を転換し、金利引き上げへと舵を切ったことも大きな転換点であります。
そのような中で金属価格はこのような不安定な国際情勢を反映し、貴金属・ベースメタル共に高騰しました。
金は過去から「有事の金」と言われておりますが、25年においては各国の中央銀行が買いを支え、一時1トロイオンス当たり$4,500台に載せるなど、歴史的な高騰を記録しました。
それにつられる形で他の貴金属も高値をつけ、銀に関しても1トロイオンス当たり$70を突破しました。
銅に関しては鉱山からの鉱石供給懸念を発端に$12,000を超え、過去最高値を更新しております。

さて、今年は干支で申しますと「丙午(ひのえうま)」の年にあたります。
丙は陽の火、午は陽の馬を意味し、燃え上がる情熱と力強い行動力を象徴する年とされております。
まさに、変革と挑戦にふさわしい一年の幕開けでございます。
昨年は、製造業を取り巻く環境が大きく揺れ動いた一年でした。
資源価格の高騰、金利の正常化、為替の変動、そして世界的な供給網の再構築など、企業活動に多大な影響を及ぼす事象が相次ぎました。
特に貴金属・ベースメタルの高騰に伴い、企業として、国としても資源確保の重要性が一層高まった年でもありました。
リサイクルの重要性は近年急速に増しており、サーキュラーエコノミー実現に向けた社会的な動きも広がりを見せております。
大阪・関西万博では「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマのもと、カーボンニュートラルやサステナビリティに関する展示も多く出ており、企業だけでなく一般の方の意識も変わりつつあろうと思います。
特に元来資源に乏しい我が国では重要資源であるこれら金属の再資源化の必要性は高く、国内での資源循環の実現に向けたカギを握っている各社への期待はより一層高まるものと確信しております。
当協会は、引き続き会員各社の事業推進に資するべく専心努力を重ねてまいる所存でございます。
つきましては、関係当局ならびに諸団体の皆様方におかれましては、今後とも一層のご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

結びに、会員各社のさらなるご発展と、関係各位並びにご家族のご健勝とご多幸を心より祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。

※JX金属㈱ 常務執行役員 基礎材料事業本部長

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